London

在校生ブログ_ #29 Hybird MBA(ロンドンキャンパス)でのこれまでの経験を振り返って

こんにちは。2022年10月からHultのHybrid MBA(キャンパス・オンライン両方でクラスに参加するプログラム)のコースに参加しているTatsです。まだ卒業前ではありますが、これまでの1年半を簡単に振り返りたいと思います。

簡単な自己紹介

私は現在、某デジタルプラットフォームで広告に関わる仕事をしております。その中でもエンタメやスポーツといった領域での仕事がメインです。今後のキャリアを考えた時に、自分のビジネスの知識、スキルセットを高めてグローバル視点でリーダーシップを発揮できるような人材になりたいと思ってMBAにトライすることにしました。

 

家庭がありますので、仕事をしながらフレキシブルに学べるスクールは?という観点と、ヨーロッパ(ロンドン)には多くのスポーツ組織の中心があるということでHultのロンドンキャンパス、しかもHybrid(現在はコース自体はないようですが、よりフレキシブルに受講スタイルを選べるようです)のコースを選びました。

 

具体的な生活サイクルは?

仕事・家庭・勉強の3つのバランスをとりながらMBA学生として奮闘しておりますが、具体的な生活のサイクルについてお話ししたいと思います。

授業サイクルは月に1度、4日間(木〜日)の授業構成です。私は2022年10月からスタートしまして、あとレギュラーの授業は3つ、選択授業も2つ取れば卒業というところまで来ました。

 

全てのクラスでは、事前課題や必須リーディング、そして4日間の中でのグループワークがあります。クラスによってはオンラインでの簡単な動画視聴とそれに基づいたテストが事前に出ることがあります。私は英語の壁にぶち当たりながら課題をこなすので、人より時間がかかっていると思います。事前課題・準備に10時間、事後課題は20時間程度は最低でもかかっていると思います。(きちんと計っていないので、もしかするともっとかもしれません・・・)

 

オンラインの場合は、Zoomで受講します。日本時間の夕方から始まり深夜に一旦終わり、その後にグループワークという流れです。深夜帯のディスカッションは時には辛いこともありますが、皆時差を考慮してくれますし、リスペクトがあるので、本当にクラスメイトには助けられることが多いです。

 

キャンパスに行く場合は、クラスの内容はもちろん同じですが、対面でクラスメイトと会うことにより、よりお互いのことを知る機会がありますし、大体毎晩Pubやレストランに飲みに行くことになるので、ネットワーキングもきちんと出来ます。その瞬間は非常に楽しい時間なのですが、たまに飲みすぎて後悔することもあります(笑)

 

無事グループワークをこなし、課題を提出して4日間の一つの授業が終わります。その後、大体2週間後くらいの期限の個人課題を提出してGradeが出ます。1週間〜2週間程度のインターバルがあり、次の授業が始まる・・という流れです。

 

私は3-4ヶ月に一度、ロンドンのキャンパスで授業を受けていますが、個人的にはこの組み合わせで授業を受けるサイクルが非常に合っています。正直、金銭的にも時間的にも毎回ロンドンに行けませんし、自分の仕事・家庭とのバランスを取れることが重要です。オンラインだけでもグローバルネットワークを作るという意味では限界がありますね。

ちなみに友人とロンドンのHolborn駅周辺のレストランもかなり行きましたし、サッカー観戦もし、学業以外での経験もできました。

 

これまでのクラスでの学び・気づきや印象的だった出来事

まだ卒業していない中でのコメントは恐縮ですが、これまでの学びや、自分の中で印象的だったことを簡単にシェアさせてください。

 

Hultが大事にしている「ダイバーシティ」については、言葉として理解することと、経験することは全く異なるということを改めて感じています。Hultの学生は文字通り多様性に溢れているため、日本だけで生活していると触れることのないような全く未知の情報にアクセスできますし、日本人以外のキャラクターや、物事の考え方についても実体験として触れることができることは今後のキャリアや人生に影響を及ぼすだろうな、と直感的に感じています。

学生の仕事の内容も多岐に渡ります。ファミリービジネスを継ぐもの、レストラン事業を自身でやっているもの、グローバル大企業で重役についているもの、様々です。仕事のエリアもグローバルなので、国や地域ごとの特色や、ルール、その場で働く人々の考え方など、毎回新しいことを知り、その中でディスカションすることになります。そういう観点でダイバーシティを実感できることは、なかなか日本のビジネス環境では経験することが難しいと思います。

(Hult Londonキャンパスに掲示されているダイバーシティマップ)

 

印象的だったことは、リーダーシップの授業(全5回。4回まで終了)です。かなり自分に向き合うことになりますし、他者にどう影響を与えていくのか、深掘りをしていきます。

その中で、Change your pattern / Go out of your comfort zone という二つのフレーズを初回のリーダシップクラスの教授のAjay Bhallaが共有してくれました。MBAに限らずですが、人生の中で挑戦し続けることの大事さや、新しいことを学び続けることで何を得ることができるということを改めて感じさせてくれました。自分のこれまでの人生や、価値観を振り返る中でのこのフレーズでしたので、強烈に自分の中でインプットされました。

(Ajayのクラス終了後の記念写真)

 

2年間のMBA生活で学ぶことは単なる学業としてだけではないと思います。これからの自分の人生にしっかりと活きるように、大切にこの生活を楽しんで次のChapterに繋げていきたいと思っています!

 

読んでいただき、ありがとうございました。

次はサンフランシスコのマルさんにバトンタッチします!