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2012年9月入学MBA ボストンキャンパスでの1年制MBAの概要
※以下情報は、2012年6月に開催された2013年入学者向けのorientation session のプレゼンテーションスライドの内容からの抜粋です。
プログラム構成
HultのMBAコースは9月から始まり翌年8月に卒業する1年制です。
ビジネスや国際的なチームワークの基本を習得するToolboxに始まり、Module AからModule Eまで成り立っています。 ToolboxからModule Cまでは必修科目です。Modue DとEは選択科目となり、あわせてキャンパスローテーションを選択することができます。選択科目の中には、エグゼクティブMBAコースの方と一緒に数日間に集中して行う講義もあり、よりエグゼクティブレベルの学生とも交流することもできます。
Module Dでは、学校で学んだ内容を活用して実際のビジネスの現場に適用するアクションプロジェクトもあります。
教科リスト
以下はボストンキャンパスの教科リストです。
主なコア科目
主な必修科目の内容を以下に紹介します。
グローバルマネジメント
Global Management
多国籍に事業を行う組織において、文化的な相違、事業の成長段階の違いがある中で、どのように意思決定を行うべきか、また、利害関係者とのコンフリクトをどのように解消していけばよいか、といったテーマを学びます。ケーススタディを題材に、リーダーシップ、モチベーション、組織設計に関するフレームワークを教授が提供し、その後、生徒どうしのディスカッションを行い、理解を深めます。
オペレーションマネジメント
Operation Management
プロセスマネジメント、シックスシグマ、在庫管理、品質管理、サプライチェーンマネジメント、代表的なKPIなどを学びます。理論の講義とケーススタディに対する解説で進められます。
グローバルストラテジー
Global Strategy
内部・外部環境に関する各分析手法、プライシング、ポジショニング、市場の参入方法、事業計画立案といった戦略立案に関する理論・フレームワークを学びます。Arthur D. Little の現役コンサルタントによる名物授業の1つで、ケーススタディだけでなく、彼が実際に携わったプロジェクトの事例も題材にされます。また、授業への積極的な参加を求められ、時にはコールドコールもあるため、緊張感が高い授業の1つです。
アカウンティング
Accounting
勘定科目、仕分け、予算策定、財務分析などの基礎的な会計知識を指定の教科書に基づいて学びます。日本の簿記二級レベルの内容ですが、1日で2章のペースで進み、ほぼ毎日授業があり、予習・復習をこなす必要があるため、財務会計のバックグラウンドがない方は事前に、日本語のテキストで初期的な学習をしておくことをお勧めします。
コーポレートファイナンス
Corporate Finance
アカウンティングの学習内容をベースに、財務分析、債券、配当政策、リース、為替、M&Aなどの基礎的な理論と、バリューエーション手法を学びます。アカウンティングと比べて公式の数が多くなりますが、暗記の必要はなく、公式の背景にある理論の理解と応用力を身につけることが求められます。
マーケティング
Marketing
マーケティングの各プロセスと必要なフレームワークを、ケーススタディを通じて学びます。リサーチ、セグメンテーション、戦略立案、実行、ブランディング、ソーシャルメディアの活用といったテーマを扱います。最終回には、チームアサインメントとして、実在する企業にマーケティングプロジェクトを提案します。Module E のマーケティングの選択科目のベースとなる授業です。
CSR
Corporate Social Responsibility
Google、Nestle、IKEA、TOYOTA、Johnson & Johnsonなど、グローバル企業における成功・失敗事例を題材に、経済合理性だけでなく、ステークホルダーとの透明性・公平性の高い関係を維持するために、倫理的な意思決定をどのように行うかを学びます。賛成/反対のグループに分かれたディスカッション、チームプレゼンテーションなど、生徒の積極的な参加が求められます。
一週間のスケジュール
下の表は一週間のスケジュールの一例です。