※ここにはOB・OGが出願したときの概要を記載します。出願要件やスケジュールは年度によってどんどんアップデートされていきます。最新情報はHultの事務局やリクルーターにご確認ください。
1.アドミッション概要
(1)出願者必要条件
– 3年以上の勤務経験
– 24歳以上
– 大学卒業もしくはそれと同等の学位
-最終学歴の成績(原則GPA2.5以上)
– リーダーシップを発揮できる素養(マネージメント経験)
(2)語学条件
– MBA/EMBA/Masters共通:TOEFL iBT90またはIELTS6.5
– Bachelor: TOEFL iBT80/IELTS6.0
(3) GMAT
– MBA/EMBA共通:GMAT平均580(但し職歴により、これより上下、または免除あり)
– その他Masters:Finance(450点)以外はGMATなし
– Bachelor: GMATなし
2.アドミッションプロセス
(1)出願プロセス
– 出願者データ記入(オンライン直接入力)
– レジュメの作成・添付(オンライン直接入力、または別書面にしアップロード)
– 推薦状の提出(2通)(オンライン上で直接入力、または別書面にしアップロード)
– 成績証明書(PDFにしアップロード)
– TOEFLまたはIELTSの公式スコア(アップロード)
– GMATの公式スコア(アップロード)
– Essay(オンライン直接入力)
– 出願費用USD150(オンライン上にてクレジットカード決済)
-上記全て提出後、インタビュー
※オンライン上で提出した書類は全て現地に持っていく必要があります。
(2)出願からインタビューまで
出願プロセスに沿って申し込み手続きを終えると、アドミッションからインタビュー日程設定の連絡を通常電子メールで受けます(出願者によって異なりますが 1週間から1カ月以内に連絡があるのが通例のようです)。その指示に従ってインタビューを受けます。Hultは多様性を重視していることから、地域毎にアドミッションオフィスを設けています(北米・南米=ボストンオフィス、欧州=ロンドンオフィス、アフリカ・中東=ドバイオフィス、アジア=香港オフィス)。日本在住の場合は、香港オフィスからインタビューの連絡があります。出願者の時期や居住地によっても異なりますが、インタビューは通常、日本(東京、大阪、またはSkype電話)で実施されます。
(3)インタビュー
Hultの場合、学力的側面と同様に勤務経験、マネジメント経験、リーダーとしての素養等を総合的に判断する方法を採用しており、インタビューによってそれら能力を総合的に判断される点が特徴です。アドミッションはインタビューを通じて細かな質問にも対応してくれます。疑問に感じている点があれば、積極的に質問されることをお勧めします。
(4)出願期限
いわゆるラウンド制(ラウンド毎に合格者を決定)を採用しています。しかしながら、7ラウンドまであることから、実質ローリング(出願の都度出願者の適性を判断し合格が決定する方式)に近い採用アプローチと言えるでしょう。目安として、遅くとも第4ラウンドまでに願書を提出するようにした方が、奨学金の需給率や、ホームキャンパスを第一希望のままで合格できる確率が高くなります。参考までに2014年9月入学の場合の出願締め切り日は以下のとおりです。
– 第1ラウンド: 2013年10月27日
– 第2ラウンド: 2013年12月8日
– 第3ラウンド: 2014年2月 2日
– 第4ラウンド: 2014年3月16日
– 第5ラウンド: 2014年5月 4日
– 第6ラウンド: 2014年6月22日
– 第7ラウンド: 2014年7月27日
3. TOEFL(またはIELTS)/GMATの条件について
(1)TOEFL
気になるスコアですが、現在のところHultが公式に指定しているスコアは上記1.アドミッション概要の(2)語学条件に記した通りです。ただしこのスコアに満たない場合においてもアドミッションに相談をしましょう。Hultのグループ企業であるEF (Education First)がPre-MBA/Pre-Master/University Foundationコースと呼ばれる、Degree seekerの為の現地準備コースを展開しています。語学、GMATが条件を満たしていない場合は、アドミッションの指示に基づき、この準備コースを規定の成績にて修了することによってMBA/Masters/Bachelorプログラムへの入学を許可される場合があります。しかし、このコースを受けたからと言って、Hultへの入学が保証される訳ではありません。また、これらの準備コースは最短コースでも5ヶ月コースとなるので、Hultの入学時期が毎年9月である事から起算して4月には準備コースを開始しなければなりません。このタイミングを逃すと、Hultへの9月入学が出来ず、もう一年待つ事になるので、充分に余裕を持って準備してください。この準備コース自体もレベルは高く、5ヶ月コースでTOEFL iBT80以上/IELTS6.0以上が必要です。いずれにしろ、基本日本でしっかり勉強する事が大切です。
(2)GMAT
出願者のビジネス経験等を重視することから、GMATについては最低スコアを決めていません。過去の平均スコアは620点であると公式ホームページには掲載されています。ただしスコアは出願者のビジネス経験、実績等により幅があるものと考えられます。そのためビジネス経験が豊富で、それらの実績をHult MBAプログラムに貢献できる場合は、アドミッションにアピールされることをお勧めします。
4. MBA説明会
年間を通じて、独自の説明会、MBA Tourへの参加、予備校での説明会などを通じてHultの魅力やプログラム等を説明しています。またHultは日本のみならず、世界各国で説明会を開催していますので、海外居住者はぜひチェックをされることをお勧めします。説明会ではアドミッションから具体的なプログラムの内容、他校との違い、現役・卒業生による生の声などを聞くことができ、Hultを志望する上で参考になる情報が多く詰まっています。詳細はHult公式ホームページに掲載のイベント情報を参照してください。
5. MBAプログラム参加者について
(1)参加者
実際のMBAプログラム参加者は前述の受験者要件を満たしたうえで、年齢31歳、社会人ビジネス経験7年程度が平均となります(公式ホームページより)。また多くの国からの出身者を集めていることもHultの特徴です。グローバルな視点、経験は出願に際しても、実際のプログラムへの貢献という観点からも有用です。実際の日本人参加者の略歴等は「日本人入学者データ」を参照してください。
(2)参加者によるHultの利点
アドミッションもアピールしていますが、以下の点がHult MBAプログラムの利点と言えます。
– 1年制であること
– 卒業生のその後の活躍による投資対効果が高い教育機関であること
– 米国(ボストン・サンフランシスコ)のみならず、ロンドン、上海、ドバイ、ニューヨークでの受講が可能なこと
– MOF(Master of Finance)の学位をMBA取得後に取得可能なこと