Boston

在校生ブログ #12 : ボストンとサンフランシスコ(MIB&MBAN)での生活について

こんにちは。橋本達哉と申します!2023年2/1現在、HultのサンフランシスコにてMaster of Science in Business Analyticsを勉強しています。Hultでの自分の経験を振り返る良い機会になると思い、寄稿することにしました。

 

【経歴】

―大学―

2015年の4月に東京都にある法政大学という大学の社会学部で国際社会学を勉強し、2019年の3月に卒業しました。学校に通いながら、NPO法人でロジスティックのマネジメントや渉外担当として、プロジェクトに必要な食料、装備(ドローン、テント、沼での活動のためのつなぎ等)企業から調達したりしていました。また、大学在学中は長期インターンシップに精力的に参加し、例えば日系人材会社でマネジメントを、外資系商用車メーカーでデジタルマーケティング業務を経験しました。

 

―社会人―

2019年4月に日系コンサルティング会社でコンサルタントして、ITやオペレーションのプロジェクトに従事しました。また、副業としてマーケティング会社で働いている友人と2人でITベンチャー企業の営業・マーケティングのオペレーション改革のプロジェクトでプロジェクトマネジメント(実際はマーケティング以外全部)をしていました。

 

詳細は以下のLinkedInからご確認下さい。

https://www.linkedin.com/in/hashtat0226/

 

【Why 留学/Hult】

―Why 留学―

留学を決めた理由は3つあります。

  1. キャリアチェンジしたかった
  2. 専門性を身につけたかった
  3. グローバルに働けるようになりたかった

 

コンサルティングの業界では若手の間はプール制(専門業界、専門スキルを特に持たず、いろんなプロジェクトに従事する)のため毎回異なるプロジェクトにアサインされるので、自分の専門性を身につけるのが難しく、自分の関心のない業界で毎回異なる業務をやらなければならず、自分のキャリアをコントロールすることが難しい。また、自分の興味のある業界や業務内容ができる事業会社に転職をしたかったが、事業会社へ行くと給料が半分以下になってしまうのと、事業会社で給料を同じ水準に保つにはある程度の経験と専門性が求められました。なので、専門性を身につけ、給与水準を高めながらキャリアチェンジをするためには、海外大学院でMIBを学び、グローバルな環境で働けるスキルや知識を吸収する必要があることを知り、そのために海外留学を決めました。また、海外留学の先には、今後のキャリアを見据えて、海外で働くことも考えていたので、良い決断だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

―Why Hult―

Hultで学ぶことに決めた理由は3つあります。

  1. 短期間で二つの修士号(MIB & MBAN)を取ることができる
  2. 奨学金が沢山出る
  3. グローバルな環境

 

専門性を学ぶことを目的にしていたものの、社会人3年目でそこまで経験がなく、ビジネスに対する知識が浅いので、専門性も学べて、ビジネスも学べることが理想でした。調べていると2つの修士を取れる学校があることを知り、2つの修士を取れるところに絞ってリサーチをしたところ、その中の一つにHultがありました。Hultは1.5年で2つの修士を取れ、かつ2つ目の修士については授業料と同じ額の奨学金が出るということで、短期間かつ少ない費用で2つの修士号 (MIB & MBAN) が取れるということ、さらに多様性のランキングで世界2位と非常に高く、真にグローバルな環境で学べることが決め手となりました。

 

 

【Master of Science in International Business @ボストンキャンパス】

―勉強編―

最初の3ヶ月程は英語に苦労していました。Hultの授業はチームで取り組むことが多く、授業によっては毎回の授業でチームワークがあったり、チーム課題が必ずあります。初めの方は英語が聞き取れなかったり、言いたいことがうまく言えなくて、チームに貢献できなかったのが本当に悔しかったです。ミーティングが始まる前に、チームメイトに「自分は英語が上手じゃなくて、うまく聞き取れなかったり、話しても単語とか文法がおかしくて変なことを言っているかもしれないから、ゆっくり話して欲しいのと、変なことを言っているなと思ったら聞き直して欲しい」と自分は英語が苦手という前提を共有したことで、自分に対するプレッシャーがすごく減ったのと「Tatsuya、これについてどう思う?」とか「Tatsuyaが言いたいのはこういうこと?」などチームメイトが気を使ってくれて、チームに貢献できるようになり、チームとしての最後のミーティングで「英語が苦手なことを受け入れて、チームに貢献しようとして、積極的に聞こうとしたり、話そうとしたりしてすごい!尊敬するよ!」と言われたのが、すごく嬉しかったことを覚えています。

 

[Hultでの一番最初のチームメイト]

 

同じ専攻でも人数が150人以上いるので、科目ごとにクラスのメンバーとグループが変わり、本当に沢山のメンバーと一緒に課題をこなしました。グループが変わるごとに、それぞれ英語のアクセントも異なり、コミュニケーションに苦労しました。

 

更なる英語力の向上と人前で発言するのに慣れるために、毎回の授業で必ず一回は発言するという目標を立て、そのために授業の前に必ず予習をし、授業に臨むようにしました。初めの方は自分の英語の能力のせいか、先生に発言内容を理解してもらえず、何回も聞き直されることを経験しました。しかし、その行動を繰り返した結果、発言するのにも抵抗がなくなり、聞き直される数も減ってきました。

 

発言をするとクラスメイトにも名前を覚えてもらえて、話しかけられることが増え、授業後にクラスメイトから授業の内容について質問をされたり、逆に質問をするような関係を築くことができました。それから、勉強のための環境確保とわからないことを質問できるようにスタディーグループを作り、毎日、メンバーの誰かがキャンパス内の部屋を確保して、それをグループで共有し、授業後は勉強したい人や質問がある時には来れるようにしました。

 

[テスト対策で夜の12時ごろまでキャンパスに残って勉強]

[勉強の休憩にピザを食べに。ここのピザは$5でお腹いっぱいになれるので、貧乏学生の味方です]

[リーダーシップの授業のチーム。プレゼンのレコーディング後]

[マーケティングとデータの授業でのチーム。プレゼン1時間前]

[プレゼン後に火鍋]

経済、プロジェクトマネジメント、ファイナンス、会計、マーケティング、ストラテジー、データ分析等の授業を受けました。自分の中で一番勉強になったのは、経済、ファイナンスとストラテジーの授業でした。一度もそれらを学んだことなかったので、どれも新鮮で、特にM&A時の企業価値の算定方法と商品、サービスの価格設定戦略は本当に面白かったです。

 

そして、いよいよ迎えたフューチャーチャレンジ。これは、テーマに沿ったビジネスプランを約1ヶ月かけて、作り込み、VCやコンサルタントにプレゼンをして、評価されるというタフなものでした。他の授業では、チームは学校から決められたチームで課題をこなしますが、フューチャーチャレンジについては、自分たちでチームを作る必要があり、今までのHultでの全ての経験と自分に対する他者からの評価が影響するものでした。幸いにも色々な人からチームに入って欲しい、チームに入りたいと声をかけて頂きました。

A評価を取るために、ます初めに同じ日本人の小西さん(公認会計士)とまずチームを作り、自分たちに足りない専門性が何かと、協働するにあたって必要なチームワーク力やパーソナリティーを持ち合わせているかを明確にし、当てはまる人に声をかけてチームを作りました。1ヶ月の間で色々ありましたが、プレゼンは大成功で、他のチームがすごく詰められる中、自分たちには詰めがなく、ベタ褒めを受け、目標としていたA評価を受けることができました。

 

個人としてもこのフューチャーチャレンジの期間に本気で取り組んでいたためか、ディスカッションをひたすらやり、英語のレベルがさらに上がったのと、今までの課題と違って、今まで学んだことの全てを活用する機会だったので、本当に充実した1ヶ月でした。

 

[フューチャーチャレンジのチーム。チームビルディングで火鍋を食べに]

[プレゼン後に教授と一緒に写真]

Hultは毎年カリキュラムを更新しています。私はブロックチェーンや暗号資産に関心がありますが、Hultの夏の間にある選択授業では、それらの授業を受けることができてすごく嬉しかったです。卒業後の進路としては、仮想通貨やブロックチェーンの業界に行きたいと強く思いました。

 

[ブロックチェーンの授業を教える教授と]

―プライベート編―

プライベートでは、英語を上達させるために積極的に遊びました。ニューヨークに行ったり、スキーに行ったり、色々です。

 

[ニューヨークの船上ナイトクラブ]

[毎週末のヨガ]

[学校主催のパーティー]

[けんちん汁と納豆巻きを友達に]

[学校近くのスケート場]

[スキー旅行を企画し、スキー場の道中]

[ペンションをレンタル]

[ビーガンピザパーティー]

[ゲームセンターでのお酒]

[ボストンレッドソックスVS ロサンゼルス エンゼルスの大谷選手]

 

―総括―

勉強も遊びもどちらも全力で楽しむことができました。それらを通して、ボストンでの経験は日本以外の環境で自信を持って生活できるようにしてくれたと思います。さらに自分が関心のあること(ブロックチェーン・仮想通貨)がかなり明確になったと思います。

 

【夏休み】

2022年6月末から日本に戻って、シンガポール仮想通貨取引所のビジネスディベロップメントインターンとして、日本マーケットの拡大を3ヶ月ほどしました。LinkedIn経由でリクルーターから連絡がきて、そこから面接をし、オファーを頂きました。その会社は日本に拠点がないので、シンガポールにいる日本マーケット担当のマネージャー(シンガポール人)とリモートで働き、給料はUSDT (ステーブルコイン: 仮想通貨でかつアメリカドルと同じ価値を持つ)で受け取っていました。自分の役割としては、日本の仮想通貨市場・競合他社分析、日本人の仮想通貨のインフルエンサーや投資家のリストアップ・アプローチしアフィリエイトパートナーを増やす。彼、彼女らを通して、取引所の取引量を増やすために施策を検討・実施することでした。会社には日本人が私しかおらず、日本のマーケットでシンガポール人や中国人が日本人のインフルエンサーや投資家とコミュニケーションを取ることがうまくできておらず、日本語ができ、ブロックチェーンや仮想通貨がわかる人が必要でした。

 

インターンではマネージャーに本当に恵まれました。彼は、私がKPI・ KGIを達成できればなんでも良いというタイプで、いつも私に何か問題がないかと確認したり、彼の持っているナレッジやスキルを惜しみなく共有し、もっといい方法がないかといつもコミュニケーションを取ってくれました。そのおかげで、自分も意見を言いやすくなり、3ヶ月という短い期間でしたが、自分が提案したやり方が採用されたり、結果として他のフルタイムの方よりもパフォーマンスがよく(彼のスキルとナレッジを共有してくれたのと、日本語ができたからという要素が強いですが)、フルタイムで卒業してからも一緒に働かないかと提案してくれました。シンガポールにも1週間遊びに行って、一緒にご飯も食べました。

 

[インターン先の経費で参加したブロックチェーンイベント]

 

[インターン先のマネージャー@シンガポール]

インターンをして感じたのは日本の仮想通貨市場で言えば、3番目の取引量のある国で注力するべき市場であるということ。さらに、日本は特殊性が高く、日本語、文化、商習慣、規制等を知っていることが強みになる。インターンをやるまでは、絶対アメリカで米系仮想通貨取引所に就職したいと思っていましたが、日本マーケットを狙っている中華・シンガポール系の仮想通貨取引所、ブロックチェーン企業の日本担当として働くことで、ポジションが高めで採用され、昇進も早く、スキル×業界の軸に国という軸を加えることができより、希少性が高まると思いました。もし、アメリカで就職するとアソシエイトからスタートですが、中華・シンガポール系だと、シニアもしくはマネージャーからスタートできます。また、リモートで働き、給与はUSDTで支払われるため、さらに世界のどこにいても働くことができます。それを狙ってキャリアを考えようと思いました。

 

【Master of Science in Business Analytics@サンフランシスコキャンパス】

―勉強編―

サンフランシスコではBusiness Analyticsということで統計、数理計算やプログラミングがメインでグループワークよりも個人の課題が圧倒的に多いです。プレゼン等もほとんどないです。

 

同じ専攻のメンバーでもHultにくる前にプログラミングを勉強していた人は本当に一部でほとんどがプログラミング初心者の人たちばかりです。

 

初めてのことばかりで、授業のペースも早いですが、教授達が本当に丁寧で、わからないことがあって、聞きに行くと丁寧に説明してくれます。

 

授業の予習、課題をするために毎日、授業時間も含めて、12時間近くはキャンパスで過ごしてます。

 

2023年2月の現在、オペレーション最適化と機械学習の授業を受けていて、私が卒業後に就く、オペレーションのポジションにピッタリで、大変ですが、すごく充実しています。

 

 

(授業風景や勉強関係の写真がなくて、申し訳ないです。本当にいつもPCと向き合っていて。。)

 

[同じ専攻のメンバー]

―プライベート編―

勉強編は内容が薄いでですが、プライベート編では写真がいっぱいあります。

ボストンでは日本人とあまり一緒に過ごさなかったので、サンフランシスコでは日本人と積極的に交流することを決めました。

[日本人メンバーでパーティー]

[ボストンから仲の良いメンバーとサンフランシスコで再会]

[学校近くのレストラン]

 

サンフランシスコはネットワークイベントや勉強会が至るところで行われていて、特にweb3に関するものがたくさんあります。そこでネットワークを広げたり、新しい知識を吸収したり、できます!

 

 

[Chainlinkのイベントでもらった物たち]

 

サンフランシスコでの一番の経験はEthereumが主催した3日間のHackathonに参加したことです。チェインリンクで知り合ったエンジニア2人とHultの友達と参加しました。Hackathonはエンジニアしか出てはいけないと思っていたのですが、関心があってどうしようか迷っていたら、友達から「エンジニアじゃなくでも大丈夫だし、結果が悪くても良い経験だよ」と背中を押され、プロダクトマネージャーとして、サステナビリティーに特化したNFTマーケットプレイスのビジネスを企画しました。300チームが参加して、Top10には選ばれなかったですが、エンジニア、デザイナーと直接一緒に働く経験ができて、エンジニアのコードはほとんどわからなかったですが、書いたコードが目に見えるアウトプットとして、見えたのが本当に感動でした。

 

現在も同じメンバーで新しいプロジェクト(サステナビリティー×ブロックチェーン)に取り組んでいて、Hult教授達やVC、起業家等にピッチをしては、フィードバックをもらったりしてます。2023年2月現在、プロトタイプの作成とHult Prizeへの参加を準備しています。

 

[EthHackathonでチームメイトと]

[学校主催のパーティー]

[ゲームセンターとお酒が楽しめるバー]

 

日本では、クリスマスはパートナーと過ごすことが多いかと思いますが、こちらでは家族と過ごすのが一般的で、冬休みにアメリカに残った友人達とクリスマスディナーをしました!

 

 

 

[クリスマスディナー]

年越しは高校の友達が住んでいるロサンゼルスで過ごしました。ロサンゼルスは日本人が本当に多く住んでいて、日本と同じように美味しい日本食を食べることができます。

サンフランシスコには、日本街もありますが、ロサンゼルスで食べた日本食の方が圧倒的に美味しかったです。

 

[ロサンゼルスの日本居酒屋]

[Korean Townのナイトクラブで年越し]

 

ドバイキャンパスでMIBを取得した方々と一緒に毎月寿司イベントを開催しています。寿司をみんなで握ったり、プラス他の日本食を食すというので、この時は、寿司と天ぷらをやりました。を実施する度に毎回30人以上は参加者がいて、日本食は海外でも人気であることを認識し、改めて日本に誇りを持つことができたのと、日本人なのに寿司が握ることができないことを日本人以外の人から突っ込まれないようになることができる良い機会になりました。

 

[月一回の寿司クラブ]

 

[Napaバレーでのワインの試飲]

 

―総括―

サンフランシスコはボストンにいた時よりもより、実践的なことを学んでいて、授業が難しいですが、毎日ワクワクしながら授業を受けています。また、勉強をしっかりしながら、プライベートの時間はよく遊び、新しいことに積極的にチャレンジしています。もちろん英語のレベルが上がったのもそうですが、ボストンでの経験を通じて、新しいことにチャレンジすることに抵抗がなくなったと思います。

 

 

【卒業後の進路】

卒業後は業界としては、ブロックチェーン・仮想通貨で、ポジションとしては、オペレーションとデータ分析に関連するものに進む予定で、2023年2月現在、日系と中華・シンガポール系の仮想通貨取引所から1社ずつオファーを頂いています。今時点では、日系の方で働く予定ですが、3月頭に他の中華・シンガポール系の仮想通貨取引所にもアプライする予定です。ですが、少なくともアメリカではなく、アジアで生活をする予定です。

 

また、現在取り組んでいるプロジェクトにも引き続き取り組み予定です。そちらもどうなるか非常に楽しみです。

 

Hultへの進学をご検討されている方は、LinkedIn経由でご連絡いただければ、他の在校生や卒業生等と繋ぐこともできますので、お気軽にご連絡頂ければと思います。

次回はDubaiキャンパスのYoshiyukiにバトンタッチします!