Boston

在校生ブログ #11 : Boston MFINでの生活について

皆さんこんにちは!
ロンドンMIBのNorikaからバトンを受け取りました、
HULTボストンキャンパス在籍中のYudaiです。

私は2021年9月から現在2023年3月まで、およそ1年半の間ボストンに滞在していて、
MIBから始まり、今はデュアルディグリーにてMaster of Financeを取得中です。

私のキャリアをざっくり総括すると、こんな感じです。

  • Big4の一角で会計士としてキャリアをスタート
  •  3年半で退職し、ボストンへ留学
  • サマーインターンを日本で経験(戦略コンサルティングファーム&PEファンド)
  • 卒業後はインターン先のコンサルティングファームに就職予定です!

来月4月に卒業で、残すところあと1か月の留学生活を振り返り、皆さんに有意義な情報をお伝えできればと思います。
大きくブログ全体のテーマとして、日本では得られなかった、留学を通じて得ることが出来た”出会い”や”気づき”、”チャンス”の素晴らしさについてお伝えできればと思います!

お話しできるトピックとしては、学校生活や就活、課外活動、さらにはボストンでの日常生活や観光などなど様々ありますが、
既に先達の方々が大いに語ってくださったトピックもあるので、留学終盤戦に差し掛かった私だからこそ話せる内容をお伝えしたいと思います。

そこで、私からは3つお話しできればと思います。
1. ボストンでの日常生活
2. 就活
3. 課外活動

1.ボストンでの日常生活
日常生活に関しては、ルームメイトとの”出会い”や、”海外に来たからこそ経験できたこと”を通じて気づいたことなど、まずはゆる~く、一般的なところからお伝えできればと思います。
<日常生活>
日本を離れた異国での生活では、色々と最初は驚くこと多いです。
例えば、
スーパーでは日本では見たことがない食材がたくさん置いてあり、野菜やくだもの、肉、魚の値段が個数ではなく、重さで決まり、レストランではチップを払うのが当たり前。
公共交通機関の電車やバスは誰も並んで待たないし、通勤時間に電車に乗ってもスーツを着ている人はほとんどいない。
極めつけは電車の中で音楽を爆音で流していたり、歌ってる人もいますし、無賃乗車する人がいても誰も咎めないです。

こういったことは一例ですが、まだまだたくさん気づくことがあります。
こういう留学中、こういった状況に直面するたび、”日本での当たり前は、世界にとって全く関係ないことなんだなぁ”と思わせてくれました。

<ルームメイトとの生活>
私は今、南アフリカ人2人、ナイジェリア1人と一緒にローガン空港近くのEast Bostonという海沿いのエリアに住んでいます。

この1年半を振り返ると、沢山の出来事がありました。
留学当初は、家には家具もなく、さらにはガスも通ってなかったのでゼロからみんなで集める必要がありました。
当初は、この家具は必要だ、この家電は不要だろといった話を喧々諤々とやっていて、大変苦労したことを覚えています。
また、彼ら黒人のカルチャーなのか、学校から家に帰ると金曜の夜はパーティーが開かれているなんてことはしょっちゅうでした。
そんなこんな暮らしていくうちに仲良くなり、先月のバレンタインにはルームメイトのサプライズプロポーズの手伝いなんかもしました。

新しく家族と呼べるような関係が生まれ、今ではルームシェアをしてよかったと心から思っています。

2.就活
ここで皆さんが気になさるで、あろう就活について触れたいと思います。
一つ私の経験から断言できることとして、海外留学をすると就活において日本では考えられないようなチャンスに巡り会うことができます。

<面接>
実際に最初のチャンスである面接では、いわゆるグローバルトップの企業(私の例では外資系投資銀行・コンサルティングファーム、ヘッジファンド、PEファンド、エンゲージメントファンド等)の面接に事実として呼ばれます。
私だけでなく、周りの友人も実際にこういった企業からの面接に呼ばれています。
日本で普通に応募をしていたら書類すら通らなかったはずの企業から、ただ留学に行ったというだけで面接に呼ばれるのです。

<インターン>
私は昨年の5月半ばから8月にかけて、3つサマーインターンを経験しました。
元々日本に帰るつもりで留学をしていたので、一時帰国し、インターン全て日本で行いました。
お世話になった会社は経営コンサルティングファーム2社、再生系コンサルティングファームそしてPEファンド1社
留学をしていなければ、転職してすぐに別の会社で働くしかできず、こんなにも沢山の場所で事前に仕事を経験するなどということはできなかったはずです。

3.課外活動
最後に、学校外の活動にも目を向けたいと思います。
”ボーゲル塾”そして”CIC Venture Cafe”の2つについて取り上げたいと思います。

<ボーゲル塾>
もしかすると、”Japan as Number One-ジャパン・アズ・ナンバーワン”というフレーズを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このフレーズの生みの親であるハーバード大名誉教授のエズラ・ボーゲル氏が、ボストンにいる日本人を集め、日本の将来を考える会を作ったのが始まりです(今までなんと20年以上も続いています)。
昨年度10月から私もこのボーゲル塾に参加し、ボストンで学ぶ日本人留学生と共に、日本をもっと良くするためにはという大きなテーマで毎月定期勉強会をしています。
ボーゲル塾では、官庁や日本の大企業から留学に集まった方々と共に学んでおり、ボストンにいる日本人にとって最も大きなコミュニティの一つではないでしょうか。

<CIC Venture Café>

もう一つ、面白い集まりがあるのでご紹介させてください。
ボストンにHULTやMITのキャンパスがある、ケンブリッジというエリアがあるのですが、そこに”Cambridge Innovation Centre-CIC”という施設があります。
現地のスタートアップやベンチャーキャピタル、更にはスタートアップと連携がしたい大企業を一か所に集めたキュレーション施設がCICになります。
このCICでは、毎週木曜日の夕方に”CIC Venture Café”というギャザリングイベントが開かれており、毎回アントレプレナーやスタートアップで働くエンジニア、ボストンエリアの学生、現地で働く人々など、とにかく多様なバックグラウンドを持った人々が集まり、ビールを片手にみんなで交流しています。

終わりに
留学の経験は一人一人きっと異なるものだと思います。
自分が選ぶ学校、留学先の地域、国、それ以外にも多数の要素が絡み合って一人一人違った体験をしていく中、私は今までの留学生活を振り返ってみても、人生でもなかなかできない経験が出来た1年半であったとしみじみ感じています。
留学するまでには乗り越えなければならない壁もたくさんありますし、留学中にもそれはそれで直面する課題も数多くあります。
どこの地域の、どの学校を選んだとしてもその決断自体に価値があると私は思っています。
今留学を考えている皆さんにはぜひ思い切って飛び込んでもらえれば、きっと得られるものがたくさんあるはずです。

では、続いてはサンフランシスコキャンパスでMBANを学ばれているTatsuyaにバトンタッチします!