Boston

在校生ブログ_#55 サンフランシスコに行く前にボストン生活での振り返り

こんにちは!ボストンキャンパスでMBAに通っているJumpeiです。

 

私自身のボストン生活が残り少しというのと、この時期からVISAを取りに行ったり留学準備を本格的に始めたのを思い出し、これまでのボストン生活を振り返りつつ、ハルト入学を考えている方や準備の真っ最中の方に向けて、ブログを書かせてもらいます。ちなみに5月からはキャンパスローテーションを利用してサンフランシスコに移る予定です。

 

海外留学とハルトMBAを選んだ理由

学生時代は英語が苦手すぎて英語だけ補習を受け、社会人になってからもなるべく英語とは無縁の生活を送っていましたが、ふとしたきっかけで、英語とビジネスをしっかりと学びたいと強く思い、海外でMBAを学ぼうと決心しました。

 

きっかけの1つは、システムエンジニアという仕事柄、AIなどの最新技術を学ぶ上で最新情報が英語で提供されることが多く、日本語化されるまで待つ必要なく、英語で読んだり、話を聞いたりして理解したいと思ったことです。

 

もう1つは、キャリアが進んだことで、プロジェクトマネジメントや経営層とのやり取りが増え、自然と“ビジネスの視点”が必要になっていったことです。

 

海外でMBAを学ぶぞと決心してからは早く、2週間くらいでハルトから条件付きオファーをもらうことができたので、これもご縁だなと思い、ハルトでMBAを学ぶことに決めました。

 

諸事情により、入学を1年延期して、2024年の入学になりましたが、それはそれでまた良い経験だと思っています。

写真1:ボストンハーバーの光景

EFでの生活

上記で条件付きオファーと書きましたが、冒頭で書いた通り、私は英語が苦手でほとんどできません。そのため、ハルトに入学するためには、EFにプレコースとして通い、卒業時に一定以上の評価をもらい、インタビューを突破する必要がありました。

 

私はEFに2か月に通うことにし、その2か月間を今までの生活では考えられないくらい英語と向き合う時間として朝から晩まで勉強をしていました。ここで結果を残せなければ、ハルトに入学できず、日本に帰国することになるので、当然といえば当然です。

 

EFの授業はアウトプット中心の授業が多く、初めは戸惑いましたが、予習をすることで、英語力不足を補うことはできたかなと思います。定期的におこなれるテストでは、リーディング、リスニング、文法を中心に行われ、唯一、文法の点数は講師から褒められたことが救いでした。

 

結果的に、EF卒業時に一定以上の評価をいただき、インタビューも突破することができ、ハルトに入学することができました。嬉しいよりも、とても安堵したのを覚えています。

 

正直、EFの二か月間では、英語力は劇的には伸びなかったかもしれません。でも、あの時期に英語と向き合い続けたことや同じくハルト入学を目指した仲間との切磋琢磨した時間が、今の学びの土台になっているのは確かです。

 

ハルトMBAでの学び

授業の様子などは、ほかの方のブログでも書いてありますので、それ以外のことで書こうと思います。

 

まずはシステムエンジニアのキャリアがこれまでの授業で活かせる場面があったか?ですが、3月に行われたビジネスチャレンジでAIを使って簡易的な製品を作る際に役に立ったということと、データビジュアライゼーションの授業で使用したTableauや、授業で補助的に使うツールなどへの理解は、早いほうなのではないかなと感じています。

 

また、世界的にChatGPTなどのAIの話題で盛り上がっていますが、それはハルトの中でも同じです。私が出会った中では、特にインド、中国の方が全然知らないようなAIツールを使って、文章や図形の作成や、ドキュメントのたたき台を用意したり、授業の内容の理解を深めたりと、かなり活発に使っています。

 

MBAの学びはもちろん大事で、とても興味深いです。ですが、様々なAIツールを駆使して目の前の課題に取り組み、活用できるようになることが大きな学びにつながるのでは思っており、私も日々新しいツールを見つけては試しているのが一つの楽しみになっています。

 

ちなみに、「Hult’s Artificial Intelligence Policy」がありますので、このポリシーを守る必要があります。残念ながら違反者も出たことがあるようで、あくまでも学びの補助としてAIを使います。

写真2:キャンパス前でチームメイトと

 

ボストンでの暮らし

ボストンは、夏は湿気が少なく、特に朝や夜は日本よりも過ごしやすいですが、日中は日差しが強く暑いです。冬は評判通りの寒さで、むしろ寒いを通り越して、痛いです。少しでも快適に過ごすには、空気にあたる部分がなるべくできないように完全武装することが必要です。

 

生活の中での主な出費は、住居費と食費になります。

住居費は、私のようにシェアハウスに住んでいる人は月$850~$1500の範囲が多いような気がします。月$1500 出せれば、ハルトまで徒歩15分以内でプライベートでバストイレが使えるそれなりに良い部屋に住めます。

私は、Craigslistを使って部屋を探しました。ただし、Craigslistは便利ですが、詐欺が多く、内見は絶対に行い、契約前に金銭的なやりとりはしない、などを詐欺に引っかからないようにする必要があります。

 

またたとえ、いい部屋が見つかったとしても、換気扇の不具合で各部屋ににおいをばらまく不良品だったり、日本と比べると隙間の多い家が多く、春先になるとアリが大量発生するなど住んでから分かることも色々あります。

このようなことに対して、いちいち腹を立ててもしょうがないので、これがアメリカかと現地の生活を体験できたことに感謝する気持ちが大切です。

 

食費は、自炊するのか外食にするかによりますが、私は多くても$300~$400です。Market BasketやTrader Joe’s などのスーパーや、通販のWeee!などを活用すれば、費用が抑えられます。

 

まとめ

英語が少しずつ上達していたり、今まで出会えなかった人に出会ったり、知らなかったことを学んだりと、総合してハルトでMBAを学んでよかったなと思っています。

5月からはサンフランシスコに行き、その後、デュアルディグリーで、ビジネスアナリティクスを学ぶ予定ですので、今まで学んできたMBAの知識を活かして、よりテック人材として価値のある人材になるよう精進します。

 

これから留学を考えている方へ。年齢、英語力や資金面で迷うことがあるかもしれませんが、ぜひ一歩踏み出して前に進んだら、きっと見えていなかった成長や出会いが待っています。

写真3:Deanメアリーを囲んで