Boston

在校生ブログ_#16 ボストンとサンフランシスコ(MIB&MBAN)での生活を振り返って

こんにちは。2023年4月現在Hultのサンフランシスコキャンパスで、MBAN(Master of Science in Business Analytics)のプログラムに所属している堀之内綾音と申します。プログラム修了直前ということで、ボストンでのMIB(Master of Science in International Business)とサンフランシスコでのMBANの経験について振り返ってみたいと思います。これからご入学される方、入学を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

プロフィール:

私は2021年3月に北九州市立大学外国語学部英米学科を卒業後に、Hultに進学しました。北九州市立大学では、通訳のゼミに所属するとともにビジネスを副専攻として学んでいました。その他、フィリピンでの語学研修、香港のフードエキスポに出店する企業をサポートするインターンシップ、アメリカコロラド州のフォートルイスカレッジへの交換留学やニューヨーク及びドイツで開催された英語模擬国連大会への出場を経験しました。

 

詳細は以下のLinkedinからご確認いただけます。

https://www.linkedin.com/in/ayane662a53213/?locale=en_US

 

 

 

「私が“もう一度”留学した理由」

  • アメリカで就職をしたかった
  • “学位”として形を残したかった

 

プロフィールにもある通り、私は4年制大学在学中にアメリカ・コロラド州にあるFort Lewis Collegeに1年間交換留学をしていました。なぜもう一度留学するのか?と疑問に思われるかもしれません。まず、交換留学とは、日本の学校に在籍しながらその大学が「学術交流協定」を結んでいる海外の学校で、半年から一年間学ぶ制度を指します。交換留学には、「費用」と「単位」という二つの大きなメリットがあります。留学先の授業料を支払う必要がある私費留学と比較して、交換留学では、特に欧米圏の学校と比べて安価な授業料となっている日本の在籍校の学費を支払うので比較的少ない負担で留学できます。また、留学先の大学で取得した単位が日本の大学での単位として認定してもらうことができるので、4年間で卒業できます。しかし、交換留学のデメリットとして、あくまでも卒業するのは日本の在籍校であり、交換留学先の学校に関しては形が残りません。また、海外で就職したい場合、日本での学位取得のみでは不十分であることが多いです。例えば、アメリカでの就労を希望する場合は、大きく二つの方法があります。一つ目は、日本で就職をして駐在員としてアメリカに派遣される方法です。しかし、この方法は管理職を目指す必要性があるため時間がかかることに加え、派遣先も希望が通るとは限らず不確実性が高いです。二つ目は、学生ビザ(F-1)で就学した学生が専攻した分野と関連のある職種で働くことができるOPTという制度を利用して就業中に現地企業に就労ビザをサポートしてもらう方法で、ビザをスポンサーするに相応しい成果を上げる必要はありますが、こちらの方がアメリカ就職において確実性があります。このような理由から、もう一度アメリカへ学位取得型の留学をすることに決めました。

 

「なぜ、“Hult”なのか」

  • 短期間で学位が二つ取得できる
  • 世界100ヵ国以上から留学生が集まるグローバルな環境
  • 充実したキャリア支援

 

すでに交換留学という形でアメリカに留学した経験があった私は、前回の留学とは異なる環境で学びたいと思っていました。前回の交換留学ではアメリカ人の生徒が大半を占める中に、日本人が数人という環境でした。しかし、Hultの場合はむしろアメリカ人の方が少数派で、大多数が他国からの留学生です。エクアドルやドミニカ共和国など名前は聞いたことあるけど想像がつかないなという国からも学生が来ており、世界中の文化との交流という刺激的な日々を送れます。また、どの授業にも必ずチームワークがあり、世界中から来た学生とチームとして課題提出に取り組む中でディスカッションに必要な英語力や文化や価値観の違いからくる対立を解決するためのコミュニケーション力やリーダーシップも合わせて身につけることができます。次に、私は既に4年制大学を卒業しており、年齢も踏まえて、できるだけ早く学位を取得して就職したいと考えていました。さらに、Hultには充実したキャリア支援があります。アメリカではリファラル採用が一般的ですが、Hultの卒業生がアメリカ国内はもちろん世界各国の様々な企業で働いているのでLinkedInなどを通じて繋がることができます。学内でもHiring SpotというHultの学生を採用したいと考えている企業の説明会や職種ごとに卒業生を招いた座談会などが開催されています。また、キャリアアドバイザーが定期的に最新のJob marketの様子、LinkedInプロフィールの最適化や効果的な履歴書の書き方についてワークショップを開催しています。また、キャリアアドバイザーとの1 on 1ミーティングで個別に相談することも可能です。上記の理由から、Hultへの進学を決めました。

 

(画像:MIBにおける履修スケジュール及び履修科目一覧)

・プログラムについて

MIBのプログラムでは、ビジネスに関わる科目を満遍なく勉強できます。そのため、4年制大学でビジネスに関連しない科目を専攻していた人にもおすすめです。Hultはトレンドや生徒からのフィードバックをもとに毎年カリキュラムを更新しているので、参考程度に留めておいていただきたいのですが、私が在学した時には秋から春にかけてコア科目を履修し、その集大成として、Future Mindsetという自分たちでビジネスを立案するプロジェクトを行いました。5月以降は、選択科目として自分の好きな科目を選んで履修することができます。私は、Finance (STEM) 関連の科目を中心に受講しました。選択科目をSTEMにするかどうかも選択可能で、STEMにする場合には一つ授業を多く履修するので別途授業料の支払いが必要です。選択科目をSTEMにすることのメリットは、特にデュアルディグリーをしない、もしくは、STEMとみなされないマーケティングをデュアルディグリーとして学びたいけど、OPTを3年間行いたい場合に役立ちます。私は、単純に選択肢を広げてビジネスアナリティクスでもファイナンスでもSTEM OPTをできるようにするために選択科目をFinance (STEM) にしました。私が実際に選択科目をSTEMにして感じたデメリットは、取れる科目の選択肢が狭まることと、それに伴ってスケジュール調整が難しくなることです。

 

 

(画像:Future Mindsetのチームメート&教授, プレゼン後に記念撮影)

・学習面

Hultでは科目にもよりますが、ディスカッションベースで授業が進んでいくことが多かったです。評価方法は様々で、テスト(持ち込みあり・なし)やレポート課題、プレゼンテーションなどがありました。予習はディスカッションの材料となる記事のリーディングや、教授が作成したビデオを視聴することが多かったです。復習・テスト勉強では、仲の良い友達と勉強グループを作って互いに教え合っていました。Hultのメリットとして、多様な人々がいるということが挙げられますが、それを活かして、例えば、アカウンティングのテスト前には会計士の友達を囲んで皆で勉強していました。人との出会い、そして、“友達”は最大の資源であると言えると思います。また、Hultの学習スタイルの最大の特徴として、どの授業でも必ずチーム課題があり、成績の10〜30%ほどを占めていました。世界各国から集まった異なる背景や文化を持つ人々とのチーム課題は、時に苦労もありました。特に印象に残っているのが、履修した科目の集大成であるFuture Mindsetという自分たちでビジネスプランを考えるチームプロジェクトです。このプロジェクトでは、自分たちでチームを組むのですが、選択科目でSTEMを選択した場合STEMの人同士でしかチームが組めない制約があったので、これまでに関わったことがない人たちとチームを組むことになりました。いざチームでの活動が始まってみると、30分以上毎回遅刻してくる人がいたり、割り当てたタスクをやってはくれるが質がイマイチだったり、発言に棘がある人がおりチームに不穏な空気が流れるなど衝突の連続でした。お互いに、“課題に対してどこまでやるのか“という価値観が違っていたのが原因で一つ一つ擦り合わせていく必要があり、完成させられるだろうかと不安に苛まれて当時は泣きそうでした。しかし、そこから多くのことを学びました。例えば、遅刻をしないよう注意するのは簡単ですが、チームに重い空気が流れますし、ある程度遅刻が許される文化圏から来ている人にはあまり響かないことも多いです。その時には、初めから注意しなくて済むような環境を作る、予め集合時間を早めに設定する方が効果的だと気づきました。また、アウトプットの質が微妙でも、まずはやってくれたことに感謝を伝えた上で、こうするともっと良くなると思うからこんなふうにしてほしいと、褒めた上で具体的な指示を出すことが重要でした。また、感情を露わにしたり発言に棘のある子に関しては、孤立しないように、積極的にこちらから声掛けをするようにすることでチームの雰囲気悪化や他のチームメートの萎縮を防ぎました。このような試行錯誤を重ねて、無事にビジネスプランを完成させることができました。

 

・学校行事

Hultでは、student serviceやHASと呼ばれる生徒会のような組織によって様々な学校行事が企画・開催されています。まず、学校が始まってすぐのタイミングでクルーズ船でのパーティーやリンゴ狩りがありました。これらのイベントを通じて、友達を作ったりボストンの観光をしたりすることできました。さらに、ハロウィーンパーティーやクリスマスのプレゼント交換など季節ごとのイベントもありました。ハロウィーンパーティーに関してはチケットが売り切れるほどの盛況ぶりだったのを覚えています。アメリカを体感できて本当に楽しかったです。更に、Hultは世界各国から学生が集まっているのでDiwali(インドのお祭り)やLuna New Year(中国の旧正月)など 世界の行事を体験することもできます。また、これらとは別に年に一度International Cultural Festivalといって各国のブースを設置して互いの国の文化について展示・発表するイベントもありました。授業だけではなく、このような学校行事も異文化理解を深める良い機会となりました。

 

・休日の過ごし方

稀に土曜日も授業があることもありましたが、多くの場合土日は休みです。また平日でも時間割によっては授業がない日もあります。休日には、観光をしたりクラブ活動に参加したり趣味のカフェ巡りをしたりして過ごしていました。Hultでは自分たちでクラブを立ち上げて活動することができます。料理やカメラなどの文化系からサッカーやバレーボールなどのスポーツ系、ファイナンスなどのプロフェッショナルなクラブまで様々なクラブがありました。私は友人が立ち上げたヨガクラブに参加していました。勉強で机に向かうことが多いですが、たまには体を動かすことでリフレッシュすることができました。また、Thanksgivingに約1週間、クリスマス前から約3週間、受講する選択科目にもよりますが5月に約1ヶ月の比較的長期の休暇がありました。長期休暇には旅行に出かける人が多いです。特に、クリスマス休暇では多くの人が出身国に一時帰国していました。私もThanksgivingの休暇の際には、ルームメートの地元であるニュージャージー州でペルー出身のルームメートの家族と過ごしました!こういうことも、世界中から学生が集まるHultだからこそ経験できたことだなと思います。

 

(画像:MBANにおける履修スケジュール及び履修科目一覧)

(画像:Pythonの授業で作成したText Adventure Game)

(画像:Tableauの授業で作成した、ワクチンの配布状況に関するグラフ)

・プログラム&学習面について

まず、デュアルディグリー(6ヶ月)と1年間のプログラムの違いは、リーダーシップや選択科目があるかどうかの違いで、学習内容自体はどちらのプログラムでも同じです。MABNのプログラムでは、主に、Excelに加えてSQL/Python/Rなどのプログラミング言語を使って、データを分析し、そこから得られた洞察や提案を書類やプレゼンテーションにまとめる方法について学びます。また、Tableauなどのビジュアライゼーションツールの使用方法や統計についても学びます。各科目で学んだことを活かし、実際のビジネスシーンで使えるようにするという、実践型のプロジェクトとして、ビジネスチャレンジがあります。例えば、ビジネスチャレンジ1では、SQLを使ってリスクやリターンを計算し、どの銘柄に投資すべきかについて提案しました。このように、課題の一つ一つが、ポートフォリオになるように設計されています。難易度については、文系の方やコーディング未経験の方は、難しく感じると思います。私自身も、最初から最後まで授業についていくのが本当に大変でした。できる限り、渡米前にUdemy/Cousera/Datacampなどの自己学習のプラットフォームを使って準備をしておくことをお勧めします。その他、プログラミングの自主学習にはYouTubeの動画も役立つと思います。また、中々エラーを解消できない場合には、ChatGPTにエラーが出ている部分を貼り付けて質問すると、問題点や解消方法を見つけることができます。このようなツールを賢く使って、学習速度を上げることも大切です。限られた時間で3つの異なるプログラミング言語を学ぶのは簡単なことではなく、常に工夫が必要でした。大変なことも多かったですが、一つ一つの課題を無事に終えられた時の達成感は忘れることができません。これからも学校での学習にとどまらず、自己研鑽に努めたいと思っています。

 

(画像:Hult Prizeでのボランティア活動)

・学校行事/Hult Prize

サンフランシスコでも、学校行事自体は似ていて、ボストンキャンパスと同じようにInternational Cultural Festivalなどがあります。学期の初めには、親睦を深めるためのバーベキューがありました。また、格安で野球・バスケ・アメフトなどのスポーツのチケットが販売されることがありました。サンフランシスコならではのイベントとしては、毎月セラピー犬がキャンパスに来ていました。バレンタインなど季節折々の仮装をした犬と写真を撮ったり、触れ合ったりすることができ、ストレス解消に役立ちました。このようなイベントはポータルサイトのMyHultでチェックできます。数あるイベントの中でも、特に注目したいのはHult Prizeです。Hult Prizeはビジネスコンテストで、Hultの各キャンパスや地区での予選を通過し、グローバルファイナル大会で優勝するとUS $1,000,000の賞金が与えられます。2023年度のテーマはRedesigning Fashion です。Hult Prizeには、コンテスタントとして出場することもできますが、学業や就活と両立ができるか不安という方は、裏方に回って運営のボランティアとして参加することもできます。私も、ボランティアとして参加することを選択しました。具体的な内容としては、受付係として学校に来られた審査員の方々のチェックインや、コンテストに参加している各チームのお世話を担当しました。Hultならではの行事であるHult Prizeに携わることができて本当に良かったなと思いますし、コンテスタントとして参加していたクラスメイトたちがSFキャンパスのWinnerとして選ばれる姿を見て感動しました。

 

・ボストンキャンパスとサンフランシスコキャンパスの違い

私はボストンとサンフランシスコの二つのキャンパスで学校生活を送りましたが、キャンパスローテションをするか結構迷っていました。また、ご入学を検討されている方の中には、どちらのキャンパスで学ぶか悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。ここでは、私の経験を元にそれぞれのキャンパスの特徴について解説したいと思います。まずは、一般的にボストンはファイナンス関連の企業が多く、サンフランシスコはテック関連の企業が多いと言われています。Hultのプログラムについても、Business Analyticsのプログラムはボストン・サンフランシスコどちらのキャンパスでも学べますが、Financeの プログラムはボストンのみで提供されているので注意が必要です。続いて、Job Marketについてですが、私の周りの友人からは「ボストンの街は好きだけど、仕事があまりないからどうしよう」とか「サンフランシスコの方が選考プロセスが早く進む」と聞いたことがあります。将来的にボストンで働きたい場合には、早くから就職活動を始めた方が良いかもしれません。続いて、天候についてです。この天候こそがボストンとサンフランシスコの最も大きな違いかもしれません。ボストンは日本と同じように春夏秋冬がありますが、冬が長く雪も多かったです。一方、サンフランシスコに関しては、1年間を通して気温差は大きくないが常に肌寒く、雪は降りません。ここはまさに人によって好みが分かれるところではないでしょうか。そして、気候と並んで、地域差のある治安についてです。ボストンは非常に治安が良く、街もゴミなどなく綺麗で、(おすすめはしませんが)夜一人で歩いていても怖いと思った事はありませんでした。サンフランシスコは、ボストンと比べてしまうとどうしても治安は劣るかもしれません。サンフランシスコだから即座に危険だというよりは、治安の良いところと悪いところの差が激しかったり、ホームレスが多いため治安が悪く見えるという側面もあると思います。治安が悪いとされているエリア(civic center/tenderloin周辺)を事前に調べて、不必要に近づかないことや可能な限り複数人で行動すること、そして、住む場所をしっかり選ぶことで克服はできると思います。私自身もボストンからサンフランシスコにキャンパスローテーションをするときは治安が懸念材料でしたが、結果的には半年間 問題なく過ごせました。また、治安とも関連する住居ですが、ボストンの場合はキャンパスの隣にHult Houseという寮があります。私自身もボストン滞在時はHult Houseに住んでいましたが、建物も綺麗で学校に近かったので気に入っていました。間取りも、キッチンの有無や、個人の寝室の有無などにより選べます。共有部も充実していて、キッチンやカフェテリア、自販機や卓球ができるスペースなどがあります。学校から近く非常に便利な反面、家賃は少し割高になるので、値段重視の場合はHultに入学予定の人を募って一緒に一つの大きな家を借りて家賃を割って支払う方法が良いかもしれません。一方で、サンフランシスコの場合、寮はないので自分たちで家を探して住む必要があります。一度契約すると、契約満了までは通常は解約できず家賃を払い続けなければならないので、しっかり情報収集した上で決めることが大切です。可能であれば、現地に赴き内見した方が良いと思います。私自身は、内見する中で写真と実物が違うなと感じることが多々ありました。また、大家さんとの相性も平和に生活を送るためには重要です。ボストンとサンフランシスコキャンパスの違いは大きく2つあります。一つ目は、キャンパスの規模です。ボストンは圧倒的に規模が大きいです。また、学校内に食堂があり、この食堂が夜になるとバーに変わります!!なので、ネットワーキングの場にもなりますし、友達作りもしやすいです。これは、ボストンキャンパスでのみ楽しめるものですね。サンフランシスコは、ボストンと比べるとこじんまりとしており、学校内に食堂はありませんが、隣にスーパーやスタバがあるので意外と朝食や昼食を摂るのには困りませんでした。二つ目の違いは、キャンパスの開いている時間です。上記の表に記載の時間は、フロントデスクの営業時間ではなく、IDを持っている生徒が建物の中に立ち入ることができる時間です。家だと誘惑が多くて集中できないという人やテスト前の追い込みをしたい人にとっては休日や深夜にキャンパスが空いているかは大きなポイントになるかと思います。ざっくりとですが、上記の比較表の中で重要なポイントを解説してみました。キャンパス選びの参考になれば幸いです。

 

 

・終わりに

私はボストンでのMIB・サンフランシスコでのMBANのプログラムを振り返って、Hultに行って良かったと思っています。これまで全く触れてこなかった理系分野に挑戦し苦労して学位を得たことや、世界中から集まる人たちと共に学んだ経験は私の今後の人生において大きな財産になると思います。そして、就職活動においても、現在2社からオファーをいただき、目標としていたアメリカ就職も達成しようとしています。私は留学を通じて未来に羽ばたくための翼を得たと思っています。あなたもHultから未来へ羽ばたいてみませんか?

(画像:MIB卒業時に撮影)