はじめまして。Hult International Business SchoolのMaster in Managementに通うShogoです。
今回は、「なぜ留学なのか?」というテーマで、自分の胸の内を綴りながら、Hultの紹介をしたいと思います。
これから留学を考えている方が、この機会に一度立ち止まって自分自身で考えるヒントになれば幸いです。
「なぜ留学か」への、正直な答え
最初から「世界で活躍したい」とか「グローバルリーダーになりたい」といった高尚な目的があったわけではありません。
私は茨城県の田舎出身で、アメリカに来るまで海外経験はゼロ。飛行機の乗り方すら分からず、出発当日の成田空港からすでに四苦八苦していました。
海外に興味を持った最初のきっかけは、中学時代。Queenが大好きな親友の影響で洋楽にハマりました。その後、外国人と話してみたい、友達になりたい、デートに行きたいといった少し不純な動機を抱いた時期もありました。
私が留学を決めた本当の核心は、もっと個人的で、切実な理由です。
大学卒業を目前にしたとき、数年後の自分が「あの時、行っておけばよかった」と後悔しながら振り返る姿が、何よりも怖かった。
これまでの私は、「お金がない」「英語力がない」と、もっともらしい理由を並べては自分を納得させ、挑戦から逃げ続けてきました。「コロナだから仕方ない」と自分に言い聞かせたこともあります。
そんな自分に終止符を打ちたい。未来の自分にだけは、もう言い訳をしたくない。ただその一心で、私はこの環境を選びました。
「正解」のない中で、あーでもない、こーでもないと語り合う価値
現在、私が身を置くHultのMaster in Managementは、1年間で実践的な経営学を叩き込む若手向けプログラムで、キャンパスはBostonやLondon、Dubaiにあります。
Hultには世界中から異なる国籍や背景を持つ人々が集まり、多様性があります。もちろん今の日本でも、自分らしく生きる自由はありますし、外国の方と触れ合う機会も珍しくありません。僕も大学時代は留学生ボランティアをする中で沢山の方と交流をしました。
正直なところ、今の時代、ビジネスの知識や学問的な内容はインターネットでいくらでも無料で学べます。高い授業料を払って得る「知識」そのものに、かつてほどの希少性はないかもしれません。英語だって、日本にいながら身につけることは十分に可能です。
もし、経営学という「理論」を静かに研究したいのであれば、Hultは選ぶべき場所ではないでしょう。
しかし、あえて厳しい環境に身を置き、同じタイミングで学び舎に入学した仲間と過ごす時間は別物です。
一つのプロジェクト、あるいは何気ない「くだらない会話」において、全く異なる価値観を持つ相手と「あーでもない、こーでもない」と議論し、泥臭く苦労を共にする。私は、そのプロセスと、そこから生まれる絆にこそ計り知れない価値があると考えています。
だからこそ、全ての授業に過酷なグループワークが組み込まれたHultでの学びは、私にとって醍醐味そのものです。文化や背景が異なるメンバーとの共同作業は、決して一筋縄ではいきません。「連絡が途絶える」「約束が守られない」といった理不尽なトラブルも日常茶飯事です。
さらに、取り組む課題の多くには正解がありません。「どの市場に参入すべきか」「膨大なデータに隠された真の課題は何か」といった正解のない問いに対し、仮説を立て、多角的な視点で議論を戦わせるプロセスは、精神的にも知的にも極めてタフな挑戦です。
あなたにとっての「後悔しない選択」を
留学は、決して魔法ではありません。単に外国にいるだけで、何かが劇的に変わるわけでもありません。
私は決して裕福な家庭で育ったわけではないので、SNSで見かけるような「キラキラした生活」とは無縁です。奨学金を申請し、両親や祖父母から多額のお金を借りました。
凄まじい物価高の中で、生活は厳しいのが現実です。簡単に好きなものを食べたり、遊びに出かけたりすることもできません。ただ、家と大学を往復するだけの日々です。
それでも、私はここに来てよかった。
未来の自分が「あの時、挑戦しておけばよかった」と後悔することだけは、どうしても避けたかった。私にとっての留学は、その一心で選んだ、ある意味では「たまたま」の選択肢に過ぎません。
『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本の中で、最も多くの人が口にした後悔は「自分に正直な人生を生きればよかった」という言葉だったそうです。
もしあなたが今、新しい環境へ一歩踏み出すことを迷っているなら、自分にこう問いかけてみてください。
「今、その選択をしないことで、将来の自分は後悔しないだろうか?」
その答えが、あなたにとっての正解だと、私は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ボストンでの生活やHultについて興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。私にできることであれば、喜んでお答えます!
次のバトンは、同じくMIMボストンのTomokiに繋ぎます!
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