はじめまして!MIMのTomokiからバトンを受けました、BostonのMBAで学んでいるToshiです。留学前は、不安でいっぱいですよね?知りたいことだらけですよね?実は、私もそうでした(笑)。私と同じような方々に、少しでもお役に立てればと思い、Hult留学の現状を以下5項目に絞って、なるべく具体的にお伝えしますね。
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タイパ、コスパ、実戦力と実践力のHult
私は、D2Cの大手、D2Cのスタートアップを経て、D2Cのスタートアップ・ターンアラウンドを専門としたコンサルティングオフィスを起業しました。その後、クライアントの1社から、CEOの立場でのターンアラウンドを依頼されました。ターンアラウンドの達成後、会社をグローバル化させ、さらに進化させたいというその会社の筆頭株主から、社費での米国MBA留学を強く勧めていただきました。その方も若かりし頃、社費で米国MBA留学を経験されていました。最初は青天の霹靂だった私も、色々と具体的に調べていく内にモチベーションが高まり、チャレンジすることを決心しました。
その中でHultに決めたのは、タイパ、コスパ、実戦力(実際のビジネスという戦場で勝つ力)と実践力(学んだことを現場で泥臭く実行する力)が圧倒的だったからです。キャリアの中断を最小限にしたい40代後半の私にとって、1年制MBAで3年分のOPTを取得できるタイパ。社費だからこそ、投資対効果を最大化しなければならない義務のある私にとって、1年あたりに換算すると圧倒的に効率的な学費であるコスパ。教授陣のほとんどが、経営者の経験をもち、現役の経営者、起業経験者、中には起業した会社をグローバル企業に数回売却した経験をもつ教授もいます。アカデミックさではなく実戦力と実践力を求めていた私にとって、Hultはまさにど真ん中でした。また、出願を決めた後のHult香港オフィススタッフの方々からの手厚く、きめ細やかで、先読みされたスピーディーなフォローにも目を見張るものがありました。Hult一択に決めたのは早かったですね。
写真① 深夜までかかった初めてのTeam課題。全員やり切った笑顔。
英語力養成はEFプレコースが最適なのか?
レジュメとエッセイ、面接を経て、準備から仮合格(仮合格後に英語要件を満たす必要がある)をいただくまで2ヶ月ほどでした。しかし、その準備を通して、自分の英語力の乏しさを痛感することになりました。40代後半、大学受験以来、一切英語から遠ざかってきた英語力ほぼゼロの自分が露呈し、具体的に歩めば歩むほど、不安が増すばかりでした。
悩むより行動だとして、Hultと同じ企業グループでもあるEF Boston校のプレコース(大学・大学院進学準備コース)で、私は1月から8月まで学びました。このコースはEFの通常コースとは異なり、アメリカの大学や大学院の授業を想定した実践的なカリキュラムです。プレゼンテーションや学術論文の具体的なノウハウなどは、Hultでも大いに役に立っています。また、Hultと同じBostonにあることから、Hultの現役MBA生の方々と容易にコミュニケーションがとれることも魅力です。英語学習をしながら、Hultに入学する具体的な準備ができ、アメリカ生活自体に慣れ親しめるなど、この期間があったからこそ、スムーズにHultへの生活に移行できたと思います。
しかし、ゼロからのスタートだった私にとっては、これだけで英語力を100%カバーすることは難しかったように思います。リーディング、リスニング、ライティングの強化には目を見張るものがありましたが、特にスピーキングが課題でした。欲を言えば、フィリピンなどのマンツーマンコースでスピーキングをみっちり強化し、その上でEFプレコースで学んでおけば最高だったと思います。教授の専門的なビジネス英語や、英語でのビジネス経験が豊富な海外MBA生のスピーキング力には、ついていくのに未だに四苦八苦しています(笑)。
写真② いつも懇切丁寧なEFのMarin先生。
Hult MBAという宝の山に対して日々大切にした「本質と伸びしろ」
私のHult MBAでのテーマは、「本質と伸びしろ」の追求です。自分がこれまで培ったビジネスのどこが国を超えて通用し、どこが通用しないかを理解し、日本でも世界でも共通する本質を学び、自分の伸びしろに変えていく。自分が現在もっている資産の活用(=自分のやり方)だけにとどまらず、資産の吸収(=他者からの学び)を意識的に実践し、新たな自分の進化に繋げ、帰国後に自社へ還元することを通して、会社の進化の最大化に貢献するということを重視しました。
実在する米国企業が抱える問題を題材に、そこに潜む本質的な課題を抽出。MBA生が解決案を提案し、企業が評価を下すというように、Hultの授業はとても実戦・実践的です。もちろんこういったHult独特のカリキュラムも重要ですが、日々の何気ないグループワークや同級生との会話、そして教授とのコミュニケーションなどを通して吸収できる資産の価値にもすばらしいものがあります。経営経験豊かな教授陣、グローバルな職務経験をもつMBA生たちは宝の山です。自分のやり方だけを実践し、自己満足に陥ってしまうと、自分の気持ち、時間、そして会社のお金といったMBAへの投資に対するリターンがあまりにも乏しいものとなってしまいます。
日々のこれらを通して、自分の経験による現状の考え方やスキルが通用するのかを棚卸しました。具体的な例としては、実在するグローバル企業が抱えるリアルな課題に対し、新規事業案を提案する課題がありました。私は日本での経営経験をもとに、最初「精緻なデータ分析と完璧な論理構成」で勝負しようとチームに提案しました。しかし、多国籍なチームメイトたちから返ってきたのは、「論理は素晴らしいけど、これでは聴き手のパッションが動かない。もっとビジョンやストーリーを尖らせるべきだ」というフィードバックでした。私が日本で培ってきた「正攻法」が、多様な文化的背景を持つメンバーの胸には響かない。この「通用しなかった瞬間」こそが、私の最大の伸びしろに変わる瞬間でした。
通用した場合、何が良くて通用し、通用しなかった場合、何が悪くて通用しなかったのかをチームメイトや教授に確認する。授業やグループワーク、課題はとてもスピード感があるので、その時に確認できなければ、あとでチャットなどで確認することもできます。そして、宝の山である彼らのものの見方、考え方をよく吸収し資産化し、自分の成長を最大化する。たった1年という時間だからこそ、その1年が生み出す価値を、在学中だけでなく帰国後も含めた長い目線で最大化することを意識していました。講義や書籍だけでは決して学べない宝の山から、毎日、最低でも1つ以上、実戦・実践的な資産を積み上げることができたと思います。
写真③ Hult名物ビジネスチャレンジ。企業への新規事業プレゼン。
活きた骨太なネットワークの構築
将来的に、プライベートやビジネスで活きるネットワークをつくることについて私が最も大切にしたことは、「広さ」よりも「太さ」です。何となくネットワークを広げておいた方が後々得かも?ということはせず、なぜ、この方と自分は繋がりたいのか?を具体的にし、「必要だから繋がりたい」ということを重視しました。
「太い」繋がりからは、新たな「太い」繋がりが生まれやすかったと思います。会ったこともないHultの卒業生をHultスタッフからご紹介いただき、いきなりLinkedInで連絡をとることや、良く分からないネットワークイベントに何となく参加するなどではなく、すでに自分がもつ「太い」関係を活用し、新たな「太い」関係を生むということを心掛けました。例えば、同じ日本の大学を卒業したアメリカ在住の日本人ビジネスマンと繋がりたい際に、その方との共通の知人である私の大学の同期にまずは間に入ってもらってから繋がりをスタートさせました。他で言うと、日頃からコミュニケーションを重ねたお互い信頼関係のある私のアパートの管理責任者であるアメリカ人から、現地のビジネスマンをご紹介いただいたこともあります。
このようにして、たくさんではないですが、プライベートやビジネスで活きる「太い」関係をいくつかアメリカでつくることができました。また、この繋がりがスタートした際に大切にしたことは「Take」するだけでなく、「Give」を心掛けたということです。例えば、前者の日本人ビジネスマンの方との関係では、私が日本のD2C市場の情報を共有したところ、後日、彼のビジネスパートナーを紹介してもらえました。小さなことやビジネス以外のことでも良いので、お相手に役に立つであろう「Give」の要素を用意する姿勢も重要だと思います。もし、私に就職活動が必要だった場合、こういった方針を予め決めて動いたと思います。
写真④ 大変お世話になったアパートの管理責任者。
Bostonでの衣食住の知恵
私は妻とBostonで生活していますが、とにかく物価が高いです。最低限の質を担保し、コスパを最大化する術を衣食住別で少しご紹介します。社費留学だからこそ、会社の負担を最小限にするよう努めました。
「衣」ですが、特に冬服についてはなるべく日本から持ち込まれることをお勧めします。日本と同水準のものを購入するには1.5倍から2倍ほど高い傾向です。-20℃に達することもありBostonの冬は厳しいですが、ヒートテックとダウンがあれば問題ないです。体感気温は実際の気温ほどではないです。特別な用意としては、レインブーツがあると、積雪の時期も問題ないです。雪解けまでにかなりの日数を要するので、水が染みない滑りづらいレインブーツには大いに助けられました。個人的には本格的なスノーブーツまでは不要かと思いました。
「食」ですが、外食はもちろんのこと、一般のスーパーやコンビニは非常にコスパが悪いです。日本食や野菜が充実している通販の「Weee!」と、肉や魚、卵が破格の値段で大容量を提供するアメリカのスーパー「Market Basket」を使い分けて、美味しさ、新鮮さ、栄養、価格のバランスをとっていました。また、特に野菜ですが、同じものでも日によって価格が倍ほど異なります。おそらく天候や輸出入の状況によって小刻みに価格が変動するのでしょう。妻と協力して、底値の時に、購入するようにしています。また、アメリカは平等ではなく公平な社会で、所得に関係なく、教会などで食料や衣類などの支給を定期的に受けられます。情報が大事ですね。
「住」ですが、価格が日本とは最も異なり、破格に高いです。Hultの近くでは、スタジオ(日本で言う1ルームマンション)でも$3,000以上が相場です。また、収入のない留学生のほとんどは賃貸できるアパートが限られています。特にご家族で留学される方は、収入がなくても賃貸できるのか?家賃に含まれるものと含まれないものは何か(光熱費やWiFi代など)?を予め確認されることをお勧めします。私は日本人や家族帯同の留学生の物件探しに慣れている不動産会社3社ほどにお願いし物件を契約することができました。単身でのシェアハウスなどは、契約の与信基準はそこまで高くなく、質や価格も千差万別なので、先輩Hult生の卒業後に入れ替わりで入るなど、住居経験者から生の情報をもらいながら契約すると良いかもしれません。
その他、銀行口座の開設、携帯電話、電気、WiFi、そして賃貸保険の契約など、細かい内容についてはここでは控えますが、個人的にご連絡いただければ、具体的にお答えいたします。
写真⑤ 日本以上?の桜名所。お気に入りの植物園。
以上、5項目に沿ってお伝えさせていただきました。最後に、私からのまとめですが、留学中の自分の行動について、私はなぜその行動をとるのか?を自分自身に言語化し、説明できるように努めました。そして、自分に説明できないことは行動せず、または行動をやめました。なぜなら、自分の行動に意味を持たせたかったからです。貴重で、あっという間の留学。説明のできない行動を1つでも減らし、大袈裟かもしれませんが、方針や戦略に基づいて行動し、投資対効果を最大化することを最も重要視してきました。私もまだ道半ばで、全てがうまくいっているわけではありませんが、行動を説明できると、失敗も貴重な資産となり、意味のあるものになると思います。これから始まるみなさんのすばらしい留学を応援しております。次は、今春にオンラインMBAを卒業したShoにバトンを渡します!
もし私がお役に立てそうなことがあればお気軽に以下までご連絡ください。
https://www.linkedin.com/in/toshikazu-ueda-35b47b1b8/
写真⑥ 全員からたくさん学ばせてもらい感謝でいっぱい。Team7のみんな。