卒業生

MBA/Masters卒業生の進路分析

ー過去10年間の日本人卒業生就職先データを元に分析ー

業界別分布

1. コンサルティング: 25.2%
2. 金融・投資: 22.0%
3. テクノロジー: 17.1%
4. 一般企業: 15.4%
5. スタートアップ/起業: 8.1%
6. その他(政府機関、NPO等): 12.2%

地域別分布

1. 米国: 55.3%
2. 日本: 32.5%
3. 欧州: 5.7%
4. アジア(日本除く): 4.9%
5. その他: 1.6%

主要都市

1. サンフランシスコ/シリコンバレー
2. ニューヨーク
3. 東京
4. ロサンゼルス
5. ボストン

特徴的な傾向

– 米国での就職が過半数を占める
– コンサルティングと金融業界が人気
– テクノロジー企業への就職が増加傾向
– 起業やスタートアップへの参画も一定数存在
– グローバル展開している日系企業での海外勤務

考察

1. グローバルキャリア志向:
MBA取得後、多くの卒業生が母国である日本以外での就職を選択しています。これは、グローバルな経験と視野を得たいという意欲の表れと考えられます。

2. 高度専門職へのシフト:
コンサルティングや金融といった、MBAでの学びを直接活かせる専門性の高い職種への就職が多いです。これらの業界では、戦略立案や財務分析などMBAで培ったスキルが重要視されています。

3. テクノロジー産業の台頭:
シリコンバレーを中心に、テクノロジー企業への就職が目立ちます。これは、テクノロジー産業の急速な成長と、MBA人材のニーズの高まりを反映しています。

4. 起業家精神の発揮:
一定数の卒業生が起業や新興企業に参画しています。MBAで得た知識とネットワークを活かし、自ら事業を立ち上げる傾向が見られます。

5. 日本とのつながり:
海外で働く卒業生の中にも、日系企業や日本関連の事業に携わる例が多く見られます。これは、日本市場と海外市場をつなぐ役割を果たそうとする意図があると推測されます。

6. 多様なキャリアパス:
従来の大企業志向だけでなく、スタートアップ、NPO、政府機関など、多様なキャリアパスを選択する傾向が見られます。これは、MBA教育の幅広さと、卒業生の多様な価値観を反映しています。