こんにちは!2021年9月から2023年8月までLive Online MBAを受講していましたTaichiです。現在は、Hultの香港オフィスで働いています!
Hultのフルタイムのプログラム同様にオンラインMBAの人気も高まってきているので、オンラインMBAのプログラム自体も毎年アップデートされています。
現在のGlobal Online MBAとは少し異なる部分はありますが、私が受講していたLive Online MBAのプログラム概要を紹介します。
フルタイムのMaster/MBAのプログラム期間は1年ですが、Live Online MBAのプログラム期間は2年間で、月に1回(ある週の木曜日から日曜日の4日間)ライブ授業に出席します。(※現在はある週の金曜日から日曜日の3日間/授業によってはSelf-Studyも選択可能)
受講するタイムゾーンは、ロンドンタイムゾーン、ドバイタイムゾーン、ボストンタイムゾーンと3つ用意されていていました。ちなみに、私は、ロンドンタイムゾーンを選択して勉強をしていました。
また、HultのオンラインMBAはフレキシビリティーもかなり高く、授業ごとにタイムゾーンの変更や仕事や家庭の事情で授業を受講できない場合は、翌年に受講することもできました。私も、一度、仕事の都合上で、ロンドンタイムゾーンで授業を受講できなかったのですが、別の日程で、ドバイタイムゾーンで同じ授業を開講していたので、その授業だけドバイタイムゾーンで受講したこともあります。
今回は、私が受講していたLive Online MBAの授業の構成・授業の様子・グループワークについて、紹介したいと思います。
プログラムの構成
- 授業の構成
1ヶ月に1回ある週の木曜日から日曜日までの4日間、ライブで授業に出席します。前述の通り、私はロンドンタイムゾーンで受講していたので、日本時間の17:00/18:00から授業が始まり、1:00や2:00に授業が終了します。木曜日から日曜日の4日間このスケジュールになります。
もちろん1時間半ごとに10分から15分ほどの休憩はありますし、ランチブレイク(日本の場合はディナー)もあるので、8時間ノンストップで授業をするわけではないです。
アテンダンスの確認もあり(午前と午後にそれぞれ1回ずつ)、授業開始5分前から授業開始後10分までの15分間の間に、オンライン上からアテンダンスの申請を行います。この時間を過ぎた場合は、アテンダンスの申請ができないようになっているので、この時間がくるとZoomやWhatsAppのチャットで、アテンダンスの申請時間に気づいたクラスメートが、”Attendance Open”とメッセージを流して、リマインドしてくれます!
各授業が始まる約2週間前に、事前課題が出されます。指定されたリーディングの教材を読んだり、動画を見たりして、事前課題に取り組みます。これに加えて、授業のための準備も並行して行います。
授業の初日に学校側でランダムにチームが組まれ、4日間の授業の間にグループワークの課題も並行して取り組みます。課題の提出は、授業によって異なりますが、最終日の日曜日にプレゼンの発表や成果物の提出という場合もありますし、授業終了後の1週間後に提出ということもあります。グループワーク終了後は、Peer Evaluationがあり、各チームメンバー対してフィードバックを行います。約1週間後に各メンバーから自分自身の評価を受け取ります。(ちなみにこちらも成績評価項目の一つになりますので、低いとGPAに影響します。。。)
また、授業終了後にも課題があり、1週間から2週間で課題を提出します。1つ企業を選択し(働いている企業でもOK)、授業で学んだことをどんどん応用してエッセイやパワポの作成をして提出をします。
各授業終了後すぐに、Course Evaluation Surveyが送られてきますので、アンケート形式で回答して終了となります。
- 授業のスケジュール例
授業の様子
・クラスサイズは、約50名から60名
・国籍数は約30ヶ国
・午前・午後に分かれていて、途中休憩・ランチブレイクあり
・1時間半くらいに一度、授業中にブレイクアウトルームで分かれて、ランダムに振り分けられた4~5人のメンバーで、そのトピックについて15~20分ほどディスカッションして発表
・教授はモニターで生徒一人一人の顔を確認できるので、教授から指名をされて、質問の回答を求められる
・教授が全体に質問する場合、Zoomのチャットに回答を書き込むこともある
・オンラインの場合でも、教授が一方的に話しているだけでなく、クラス全体でディスカッションが始まることも多い
・カメラをOFFにしていたら、Onにするように通知が来る
・授業中にゲストスピーカーの話を聞ける機会もある
・4日間の授業なので1日で進むスピード早い
・授業中にグループワーク課題の時間を作ってくれる授業もあり、その際は、ブレイクアウトルールでグループごとに分けられ、教授が各グループのルームに入ってきて、質問やアドバイスがもらえる
4日間で詰めて授業を受講することは大変ですが、フルタイムで授業を受講する場合とほとんど変わりなく授業を受講できる工夫がされていますので、授業や学習の質について、ほとんど変わらないと感じました。
グループワークの様子
オンラインでも各授業、必ずグループワークがあり、学校側からランダムにアサインをされ、グループが作られます。1グループ5~6名で構成されます。
グループワークの課題の提出は、授業のある週の日曜日プレゼンの発表や提出が多かったので、授業以外の時間帯でチームミーティングを行います。
チームミーティングは、授業後の方がすぐに集まりやすいので、夜中の1時/2時からチームミーティングを30分から1時間ほど行うことが多かったですが、授業が始まる1時間前にミーティングを設定することもありました。グループワーク完成までに平均3回から4回ほどミーティングを重ねて、それ以外は、TeamやWhatsAppのチャットでやり取りをすることがほとんどでした。
- グループミーティングの様子
この時は、かなり煮詰まっていた時なので、みんな険しい表情をしています。
入学学当初はグループワークの課題を4日間で完成させるなんて、“短期間すぎて無理”と感じていましたが、チームでやってみると意外にも完成できてしまうことに驚きでした。
グループワークでは多国籍なクラスメートとチームが組まれるので、当然いろんな問題が起こります。それを解決しながら、グループワークを成功させていくので、それもHultでしか経験できない醍醐味なかと実感しました、
いつもこの4日間は濃い時間を過ごすので、最終日の日曜日は結構くたくたになっていた記憶があります(笑)
- グループプレゼンの様子
最後に
今、振り返ると2年間はあっという間でした。仕事とMBAの両立は大変ですが、授業を受けていけば意外にも両立できてしまいます(笑)。もちろん家族を含め周りにサポートしてもらいながらですが。
また、日本人の同期もMBA受講中に転職に成功したり、社内で昇進されている方がたくさんいらっしゃいます。HultのオンラインMBAを悩まれている方は、ご自身の目指すキャリアの実現に向けて、是非チャレンジしてください!
次はMIBボストン現役生のメグにバトンタッチします!!